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ぎっくり腰の根本原因と整体について。

ぎっくり腰は痛みが強い腰痛の代表的なものです。痛みが強いために原因として骨の歪みを疑いがちですが、実はぎっくり腰は骨とは無関係の腰痛です。
意外と知られていないことなのですが、ぎっくり腰は筋肉疲労が原因の筋性腰痛です。つまり、骨の歪みではなく、筋肉が根本原因になっています。
どのようにしてぎっくり腰を発症するのか。その仕組みをイメージしやすいように、あえて大袈裟な表現で説明いたします。
筋肉は疲労が溜まるとガチガチに硬くなります。その硬くなった筋肉を無理に動かすと、筋繊維がぶちぶちと引きちぎれます。これがぎっくり腰のおおよその仕組みです。
疲労が溜まって硬くなった筋肉を、意図せず引きちぎってしまい、そのため強い痛みが発生してます。
(実際に引きちぎれたりはしません。あくまで誇張した表現ではありますが、筋繊維をひどく傷めているのは事実です。)
ぎっくり腰を何度も経験されている方は、数日前から前兆を感じることがあります。たとえば、腰に重さと感じたり、だるさを覚えたりです。
そういった感覚も筋肉に疲労が蓄積されているために起こっています。疲労による重さやだるさなのです。
腰の筋肉だけにアプローチしても不充分という症例があります。
前述したとおり、ぎっくり腰は筋肉が原因です。しかし、腰の筋肉だけが原因とは限りません。
あまり周知されていないうえに、よくある症例なのですが、ふくはぎや太もも、お腹の筋肉などもぎっくり腰の原因になります。
それらの筋肉が原因として疑われる場合は、腰の筋肉だけをケアしても不十分です。腰、足、お腹をトータルにケアする必要があります。
重い荷物を持つなどして起こしたぎっくり腰は、腰まわりの筋肉が原因である症例が多いです。
ですが、屈んでいるときや、屈んだ状態から立ちあがったとき、あるいは腰を少しを動かしただけで、ぎっくり腰を起こした場合は、お腹や足の筋肉が原因になっている可能性が高いです。
整体の力加減が重要です。そして、ぎっくり腰を繰り返さないように。

これまでにお伝えしたとおり、ぎっくり腰の原因は筋肉です。したがって、腰の骨の矯正や牽引を行なっても、ほとんど意味がありません。それどころか悪化する場合まであります。
筋肉が根本原因になっていますから、ぎっくり腰改善には筋肉のケアが重要です。ただし、強い力で無理にほぐすのは御法度です。
ぎっくり腰は腰痛というよりも、怪我に近い状態です。傷めた筋肉に強い力を無理に加えると、余計に傷める可能性があります。強くやればいいというものではなく、適切な力で整体を行う必要があります。
当院ではぎっくり腰は怪我に近いと状態と認識したうえで、力加減を調整しながら慎重に整体を行っています。
また、ぎっくり腰は癖になると厄介です。腰、足、お腹などの筋肉をしっかりとトータルにケアし、ぎっくり腰が癖にならないように努めています。
大阪市の天王寺区にある整体院です。
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