股関節

症例

股関節の痛みでお悩みのＹさんという女性に整体させていただきました。
痛みを強く感じるのは、階段を利用しているときだそうです。ただ、おりているときはまったく痛みがなく、あがっているときだけ痛みを感じます。
＊ 股関節に痛みがあると、原因として股関節自体（骨）を疑いがちです。もちろん、股関節が悪い症例もありますが、Ｙさんの場合は股関節が原因ではないようです。
というのも、階段をおりるときに痛みがないからです。
人間の身体というのは、悪い部分を動かせば、基本的に痛いものです。
股関節は階段をあがるときも、おりるときも動きます。もし、股関節が悪いのであれば、階段をあがるときも、おりるときも痛みが起きるはずです。
でも、Ｙさんが痛みを訴えているのは、階段をあがるときだけです。
あがるときだけ痛みがある場合は、あがるときだけに動く部分が原因です。 あがるときもおりるときも動く股関節は、Ｙさんの症状においては原因として当てはまりません。
それをふまえてお身体をチェックさせていただくと、Ｙさんの股関節痛は大殿筋があやしいと判明しました。
大殿筋はお尻にある筋肉で、階段をおりるさいにはあまり働かず、あがるさいによく働きます。
この筋肉をケアすると痛みが改善しましたので、やはり大殿筋が原因だったようです。

症例集＆コラムのトップページへ戻る